総ヒノキ造りの湯圍風呂―礁渓温泉
「台湾の街角から」 2009年5月掲載
礁渓温泉は台湾東北部に位置する温泉郷。宜蘭県最大の温泉地となっています。泉質は炭酸ナトリウム泉で、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどの成分が豊富に含まれています。ここは台湾では珍しく、平地に沸いている温泉です。礁渓駅の周囲約2キロ以内には100軒を超える温泉旅館がありますが、そのほかにも公共の温泉浴場がいくつかあり、気軽に温泉浴が楽しめます。写真は総ヒノキ造りの豪華な浴場。外国人観光客も数多く訪れています。また、ここは温泉水を利用した野菜の栽培でも知られており、空心菜や香菜(コリアンダー)のほか、最近はトマトの栽培が盛んです。礁渓へは鉄道の利用が一般的でしたが、雪山トンネルの開通により、バスの利用が便利になっています。
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独特な形態の窯を訪ねる―蛇窯