台湾の伝統芸能を観賞―紅楼劇場
「台湾の街角から」 2004年5月掲載記事
日本統治時代から台北を代表する繁華街として栄えてきた西門町。ここに「紅楼劇場」という劇場があります。「紅楼」というのは赤煉瓦造りの建築物のことで、この建物も90年以上の歴史を誇っています。かつて、この建物は市場として建てられ、戦後は映画館として使用されてきました。ここ数年は廃屋のような状態になっていましたが、その後、台北市によって修復が施され、劇場として再整備されました。館内では「歌仔戯(台湾オペラ)」、「布袋戯(人形劇)」などといった台湾の伝統劇が上演されるほか、トークショーや現代舞台演劇なども催されています。チケットは比較的リーズナブルな値段に設定され、気軽に舞台芸術に触れられる空間となっています。ひと味違う台湾体験が楽しんでみましょう。公演のないときは、二階も茶芸館として開放されます。
前のページ 魅惑の離島を旅する―蘭嶼の旅 |
コンテンツのトップ |
次のページ 基隆で港町風情を満喫―基隆港 |