洞窟に設けられた小さな教会―五孔洞
2005.3執筆記事
蘭嶼は台東の沖合に浮かぶ小さな島。ここにはタオ族の人々が暮らしています。タオ族は現在、7つの集落に分かれて暮らしており、伝統的な生活のスタイルを守っています。蘭嶼には島の沿岸部を走る環島公路と呼ばれる道路が設けられ、島内唯一の交通ルートになっています。蘭嶼の飛行場から車で10分ほどのところに、洞窟を利用して造られたという珍しい教会があります。ここは五孔洞と呼ばれていますが、洞窟内は広く、そこにいくつかの椅子が並べられています。真夏でも涼しく、騒音もないので、さざなみが遠くから聞こえてきます。日曜日になると、付近に住む人々が礼拝にやってきます。地元の人しか知らない秘密の教会です。蘭嶼へは台東から飛行機が出ているほか、台東に近い富岡港から緑島経由で船の便もあります。
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