広東ダックと言えばこの店。
正式には「廣東片皮鴨」と呼ばれるこの料理。一度口にしたら忘れられない味と定評があります。
今でこそインターネットをはじめ、どのガイドブックでも紹介されていますが、
私が初めてこのお店を取材したのは2002年、
昭文社の『まっぷるマガジン・台湾』で紹介させていただきました(ただ、このお店を最初に紹介した日本のメディアはライバル誌の「るるぶ」さんです)。
調理は20種類以上という薬味を丹念に擦り込むことから始めます。
そして、水飴と酢を混ぜた特製のタレを塗り、8時間から10時間ほど乾燥させます。
これは皮にパリパリとした食感を出すための工夫なのだそうです。
翌日、ようやく火にかけますが、肉がパサパサにならないよう、火加減には細心の注意が払われるとのこと。
最後に、高温の油を一気にかけ、皮と肉が分かれやすくします。
北京式に比べると小ぶりですが、その分、歯ごたえがあって絶品です。
広東ダックは人気があるので、必ず予約を入れましょう(日本語OK)。
ベストは4人くらいですが、半羽でオーダーも可能です。
オーダー時は三吃(広東ダック+鴨骨スープ+鴨肉炒め:1600元)がおすすめ。
私はスープのガラを分けてもらって別々に食べるのが好みです。
ちなみに、このお店にある日本語メニューは私たちが翻訳したものです。
龍都酒楼
住所:中山北路1段105巷18−1号
電話番号:2563-9293
営業時間:11:00〜14:00、17:30〜21:00
無休
予算 昼・夜とも600〜700元程度