訃報、三沢光晴を悼む
一昨日、取材先の四重渓温泉から自宅に定時連絡を入れた際、訃報を知った。正直な話、全く実感がわかず、かきむしられるような胸騒ぎだけを感じながら台北に戻り、帰宅後にインターネットでニュースを検索しまくった。台湾のテレビニュースでも取り上げられているので、情報は疑いのない「事実」だったが、あまりにも突然で、信じられない。しかも、あの三沢が!
いわゆるプロレス的どたばた劇が嫌いだと公言し、ファンとしては、時にはやや退屈なくらい堅実な人柄だった。私は三沢選手に会ったことはないが、そういった人間性が伝わってくるレスリングを見せてくれたから、なんとなくわかる。
そんな三沢だったが、数々の「夢」をファンに与えてくれたレスラーだったのも事実。その三沢の「生きざま」をリングで見られなくなってしまうのかと思うと、言葉では表現できないほどに寂しく、つらい。
プロレス界を牽引していく存在として、猪木、馬場とは異なるセンスで輝きを見せていた名レスラー。私はファンとして、三沢の死を信じるつもりはない。これまではあまり意識したことがなかったが、自分の中に宿っている「三沢イズム」を大切に、これからもプロレスを観て行こうと思う。合掌。
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