logo
 サイト内検索

検索オプション
 ブログカレンダー
2010年 6月
« 5月   7月 »
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  
 ブログ カテゴリ一覧
 メインメニュー
 ブログ 片倉佳史の台湾体験

2010年6月28日(月曜日)

変わり果てた華山駅の姿(怒)

台北市内に残るただ一つの日本統治時代の駅舎。
ここ旧樺山駅は1937年12月1日に開設された駅で、台北駅東側の操車場に面していました。
ちなみに樺山の名は初代台湾総督樺山資紀に由来します。
戦後、日本的な名が嫌われ、「華山」駅となり、その後、貨物駅となっていましたが、
1986年に鉄道線路の地下化工事に伴って廃止。
駅舎は荒れ果てた姿になっていました。

しかし、日本統治時代の駅舎が残っているのは台北市内ではここだけ。
廃墟ではありましたが、知る人ぞ知る存在でした。
私も何度か訪ねていました(民進党の本部からも撮影できます)

ところが、先日、鉄道研究家の洪致文さんに教えられて行ってみたら・・・


なんとこんな姿に!

廃墟だったとはいえ、このセンスのない配色、そして図柄・・・
なんと、台北市が秋から開かれる花博に合わせ、芸術展示空間にするという決定を下し、
こんな無惨な姿にされてしまったのだそうです。

それにしてもひどすぎますよね!
現在、台北市は花博に向けての整備という名目で、古い建物をどんどん壊しており、
ひんしゅくを買っていますが、なんだか意地になって壊しているようにも思えます。

直接担当者を取材をしたことはないので、あまりへんなことは書けませんが、
日本統治時代の建物や所有者不明の家屋をねらい打ちしているようです。

歴史や建築の専門家や郷土史研究家から激しく非難の声が挙がっていますが、
完全に無視を決め込んでおり、独善的な振る舞いを続けています。


地味な建物ですが、円形窓などなかなかおしゃれ

追って情況を見守りたいと思います。


TrackBacks

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/wp-trackback.php/580

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメント

ごめんなさい、現在コメントを付けることは出来ません

21 queries. 0.060 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

 アクセスカウンタ
今日 : 1198119811981198
昨日 : 5672567256725672
総計 : 4193388419338841933884193388419338841933884193388

Copyright © 2000-2011 片倉 佳史 KATAKURA Yoshifumi All Rights Reserved.台湾特捜百貨店