シラヤ族の公廨を訪ねる
台湾南部の平原と山麓部に暮らしていたとされるシラヤ族。
平埔(へいほ)族の中に含まれますが、文化的独自性は日本統治時代が始まる頃にはすでに消滅。
漢人文化に同化していたと言われています。
今回は西拉雅国家風景区の助けを受け、台南県内の各地に残る公廨(廟と集会所を合わせたような存在)を訪ねてきました。
公廨そのものは何度か訪ねたことがあったのですが、私自身、文献などでわずかに知られるばかりの存在のシラヤ族文化なので、
大きな興奮を得られました。引き続き、調査と探求を続けていきたいと思っています。
タヴォカンのエリア内にあった公廨。
ここの場合、漢人が祀る土地公とシラヤ族の祀る太祖が合わせて祀られています。
並べられた壺に神霊が宿るとされています。鹿の角か豚の頭骨が置かれていることが多かったです。
西拉雅国家風景区管理處、そして、地元のみなさん、ご協力ありがとうございました。
片倉佳史
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