シラヤ族の夜祭り・大内郷頭社集落
台湾南部に暮らしていたとされるシラヤ族。
すでに文化的なアイデンティティを失っていたとされる人々ですが、
最近は自らの文化を再興させようという努力が続けられています。
台南県のいくつかの集落では夜祭りと呼ばれる祭典が年に一回、この時期に行なわれています。
大内郷の頭社はその中でもかなりの規模を誇る集落です。
太祖、もしくは阿立祖と呼ばれる神霊を祀ります
夜祭りは神や祖霊たちの庇護、集落の平安、豊作などを祈願するもの。
儀式は厳かな雰囲気の中で行なわれ、漢人文化とはやはり異質な印象を受けます。
シラヤ族は母系社会。祭典でも白装束の婦人たちが重要な役割を演じています。
祭事の会場となる公廨はシラヤ族の人々にとって重要な儀礼の地。集会所としても機能しています。
知られざる台湾の土着文化と呼べる存在です。
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