屏東取材から戻りました
屏東・高雄の取材から戻りました。
今回はまず、屏東県車城郷に残る海軍特別攻撃兵器「震洋」の格納庫の遺跡調査。
琉球藩民五十四名の墓地も行って手を合わせました。
震洋の格納壕。人間魚雷「回天」と並ぶ悲劇の自殺兵器です
屏東に戻ってからは夜市の撮影。
ここには鶏肉飯の店があり、本場と目される嘉義よりも美味しいと個人的には思っています。
夜はパイワン族の古老・華阿財さんにいろいろなお話しをうかがいました。
絶品の鶏肉飯。夜市のやや奥の方にあります
翌日は萬丹の萬恵宮にお参り。
ここは拙著『台湾新幹線で行く台南・高雄の旅』(まどか出版)で書きましたが、不発弾が祀られています。
今回は空襲から集落を守ったとされる古い媽祖の神像も見せていただきました。
管理人の廬さんにお話しを。今回は郭徳発さん、郷土史研究家の葉慶元さんとご一緒しました。後方にあるのが不発弾です
それから東港にある戦時中の宿舎群を取材。防空壕を祀った珍しい廟を見ました。
ここでは家屋保存に情熱を傾けている王さんにお話しをうかがいました。
祭壇の下にはなんと日の丸が!後方は防空壕になっています
そして、日本統治時代の火葬場に設けられた日本人を祀る廟「霊聖堂」へ向かいました。
小さな祠ですが、ここには三名の日本人が祀られています。
軍人二人と女医が祀られていますが、女性のご神体はなんと日本人形!
翌日は高雄をゆっくり散策。橋頭糖廠が良い雰囲気でした。
夜は花火を撮影し、夜行列車で台北へ。
現在は週末だけの運行になっている西部幹線の夜行ですが、久しぶりの座席夜行はなんだかとても懐かしかったです。
橋頭の製糖工場は内部の見学も可能です。鉄道、建築、産業遺産、そしてデザート、見どころはいっぱいです
今回は移動中にTwitterで簡単な状況をお知らせしてみました。
それぞれの詳細は機会をみてブログに書いていきたいと思います。