3人の日本人を祀る廟・霊聖堂
台湾南部の屏東県、黒マグロで知られる東港という街にこの廟はありました。
市街地からは少し離れていますが、決してへんぴなところではありません。
ここに、二人の軍人と一人の女医を祀る小さな祠がありました。
中央に地蔵王菩薩、右手に山下大使、左手に三船将軍、そして山下久美という女性の神体があります
ここを案内してくれたのは屏東在住の葉慶元さん。
以前、ここを訪れたことがあり、連れてきてくれました(謝謝!)
ここにはかつて火葬場があり、今も祠の後方に煉瓦作りの窯と霊骨箱が残っています。
近くに住宅が建てられた際、夜ごとに行軍の足音がするということで、この廟が建てられたのだそうです。
なんと言っても驚かされるのは、女医だったという山下久美のご神体が日本人形であったことです。
この人物は山下大使の娘で三船将軍の婚約者だったそうです。
2005年に自由時報がこの廟について紹介しています。
詳細は引き続き、調査していきたいと思います。興味の尽きない信仰の現場です。
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