「震洋」の格納壕と弾薬庫を特別取材
澎湖取材に行ってきました。
今回は島内に残る旧日本海軍の基地を視察。
ほぼ完全な形で残っている弾薬庫と海軍特攻兵器として知られる「震洋」の格納庫を撮影させていただきました。
海軍特攻兵器「震洋」の格納壕
この基地は西嶼という島の牛心湾にあります。
まずは「震洋」の格納庫ですが、3つ残っています。
真ん中のものは崩れてしまっていますが、2つはその姿を留めています。
洞内はおよそ25メートル程度の奥行きがあります。
壕は山腹にあり、手前は海辺でしたが、現在は埋立てられています。
内壁に銅板が貼られた弾薬庫
弾薬庫はコンクリートの内壁を銅板で覆っており、鈍く光っていました。
戦後も中華民国軍に使用されていたこともあり、保存状態は良好です。
こういった銅板を貼るのは気密性を高めるためで、戦時中、各地で見られたと言います。
弾薬庫は計3箇所あります
これに関しては、共同通信の太安記者が7月に記事をアップしています。
今回、私もようやく撮影ができました。
現在、台湾政府はここを歴史遺産として保存を決めており、
一般公開を含め、どのような形で開放するかを検討しています。
私がここを訪れた日にも会議が行なわれました。
特に震洋艇の格納庫は貴重です。
私はこれまで、恒春(車城)と澎湖の望安島でその遺跡を探しましたが、
ここは特に保存状態が良好です。
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車城の格納壕
震洋の格納壕の内部。ここまでしっかりと残っているのは稀です。
協力:台湾政府行政院新聞局・澎湖県政府文化局・中華民国海軍
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