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 ブログ 片倉佳史の台湾体験

2012年1月31日(火曜日)

『台湾に残る日本鉄道遺産』先行販売のお知らせ

ご報告です。
2月4日に行われる早稲田での講演ですが、
新刊『台湾に残る日本鉄道遺産』(交通新聞社新書)の先行販売ができることになりました。
書店店頭に並ぶのよりも、少し早めにお見せできます。

どうぞよろしくお願いいたします。


2012年1月30日(月曜日)

大破したタロコ号(台北機廠)

カテゴリー: - katakura @ 01時12分41秒

去る1月17日午前8時過ぎ、西部幹線で衝突事故が発生しました。
田中発花蓮行きのTEMU1000型タロコ号が、桃園県埔心駅近くの踏切を通過した際、砂利トラックと衝突しました。
運転士の方が亡くなり、負傷者25人が出る惨事となりました。


先頭車両(許可を得て撮影)


大破した運転室部分

台鉄の話では、タロコ号は一両目が大きく破損、損失額は2億元だそうです。
今回、台北機廠(鉄道工場)を取材させていただいた際、事故車を見せていただきました。


2012年1月29日(日曜日)

『在臺灣,遇見一百分的感動〜片倉真理 旅の手記』、国内向け通信販売のお知らせ

                

片倉真理の著作『在台灣,遇見一百分的感動〜片倉真理 旅の手記』ですが、
おかげさまで数多くのお問い合わせをいただいております。
台湾では普通に書店で購入できるのですが、このたび日本国内向けに通信販売を始めることになりました。

代金は郵送費込みで1500円となります。
詳しくは以下をご覧ください。

http://www.katakura.net/xoops/html/modules/tinyd1/index.php?id=18
日本国内向け通信販売のご案内

本文は中国語になっていますが、写真が多い本なので、見て楽しんでいただけると思います。
中国語のお勉強にもどうぞ(笑)
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。


2012年1月28日(土曜日)

台湾映画『父の初七日』(原題・「父後七日」)

カテゴリー: - katakura @ 13時08分37秒

台湾映画『父の初七日』(原題・「父後七日」)を見ました。
ストーリーがなかなか面白く、しかも、台湾らしさと人々の生き様が色濃く表現されているので、日本の台湾好きにもウケそうです。
この映画、昨年6月に予定されていた日本での上映が震災で延期となり、このたび、3月3日から上映されることになったそうです。

台湾文化に興味がある方はもちろん、そうでない人も楽しめる作品だと思います。
まずは東京で二箇所、上映されるそうです。

また、字幕翻譯のできばえもよかったです。


日本語ウェブサイトはこちら


2012年1月27日(金曜日)

台湾高鉄のスタンプ

台湾ではスタンプ押印の旅が楽しめます。
写真は台湾高鉄の各駅に置かれているもので、日本に比べるとやや小さめのサイズとなっています。
現在、外国人専用の乗り放題パスも販売されているので、各駅のものを集めてみるのはいかがでしょうか。


2012年1月26日(木曜日)

【増刷報告】『旅の指さし会話帳・台湾』

【増刷報告】
拙著『旅の指さし会話帳・台湾』(情報センター出版局)第二版の増刷分が刷り上がりました。
今回は26回目で、3000部の増刷です。

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

        


2012年1月25日(水曜日)

日本滞在の憂鬱と悩み

カテゴリー: - katakura @ 01時02分49秒

日本滞在時はどうしてもスケジュールがタイトになります。
新刊の打ち合わせや企画のご相談、お世話になっている方々へのご挨拶。
そして、寸暇を惜しんで、ささやかな趣味活動・・・

特に今日は6件のアポを入れなければならない状況で、とても落ち着かない一日でした。
もう一日長く滞在したかったのですが、そうすると台湾の業務が詰まってしまう・・・。

スケジュール管理の難しさを痛感させられる昨今です。
ちょっぴり反省モード。


2012年1月24日(火曜日)

東京は大雪(1月23日)

カテゴリー: - katakura @ 00時23分55秒

今日は大雪に見舞われた東京。
終日フルに動き回っていたため、かなり疲れていたのですが、
久しぶりの雪景色を前に、思わず興奮してしまいました(笑)


京成高砂駅にて


山手線も真っ白(高田馬場)

おかげさまで、幸い、無事に帰宅できました。

明日はほぼ確実に徹夜で新刊の校正をしなければならないので、
今日は早めに休みたいと思います・・・


2012年1月22日(日曜日)

台湾の切手世界、かわいい編

カテゴリー: - katakura @ 07時52分56秒

カミキリ虫はかなりインパクト大ですが、
こんなかわいい切手もあります。台湾の切手は印刷が世界トップレベルで、
既成の常識にとらわれない奇抜なテーマとデザインで定評があります(笑)
郵便趣味者の皆さん以外の方にも知られてほしいです・・・・


2012年1月21日(土曜日)

台湾カミキリと切手の世界

カテゴリー: - katakura @ 20時03分01秒

郵便オタクと切手マニアの間ではかなり有名な台湾の切手世界。
私も興味あって随時チェックしているのですが、
時折、ちょっぴり気持ち悪いデザインのものが、普通に売られたりしています(笑) 

台湾のカミキリムシ世界。
うわ!ゴキブリ? と、誰もが思ってしまいますよね・・・

ただ、図案はかなり緻密で確かにマニア受けしそう(笑)

職員によると、シート単位で買っていく人もいるそうです。

※ちなみに専門家によると、台湾はカミキリ虫天国で特有種もたくさんいるのだそうです。


2012年1月20日(金曜日)

1月20日、J-WAVEに生出演します

【ラジオ】 

本日1月20日の金曜日。
朝8時40分からJ-WAVEに生出演します。
ジョン・カビラさんの番組です。確か三回目の出演だったと思います。

内容は台湾のお正月事情についてお話します。

短い時間ですが、
日本在住の方、どうぞよろしくお願いいたします!

片倉佳史


2012年1月17日(火曜日)

絶品の「黒砂糖かき氷」を食す

台湾南部で食べられる黒砂糖シロップのかき氷。
南部ではごく普通に食べられますが、なぜか台北をはじめとする北部ではほとんど見られません。

今回、ゲストハウス「あひる家」を経営するオーナーのささきさんにご案内いただき、
「Q陳古早味邵重剉冰」というお店に行ってきました。ここはいわゆるチェーン店なのですが、
どういうわけか、高雄市五福路にあるこのお店がずば抜けて美味しいとのこと。

以下に紹介があります(台湾美食家のブログ)

http://blog.sina.com.tw/akane847/article.php?pbgid=7423&entryid=638006

確かに食べてみると、ちょっぴり香ばしい甘さがたまらない美味しさ!
ささきさんを含め、5人で行ったのですが、あまりの美味しさに食べ始めると皆、無言で食べていました(笑)

ゲストハウスあひる家のウェブサイト。
安心して泊まれる日本人経営の宿です。
集まった旅人同士でおしゃべりを楽しんだり、情報交換などができるいい雰囲気の宿です。

http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=541

それではよい高雄滞在を!


具もすべて手作りというこだわりも嬉しいところ。絶品のかき氷でした


2012年1月15日(日曜日)

総統選挙、終わる

カテゴリー: - katakura @ 07時48分58秒

2012年1月14日、総統選挙が終わりました。
結果は中国国民党の馬英九が再選を果たしました。

今回、私は選挙の当日、取材の関係で台湾南部の屏東県東港にいました。
こちらはもともと民進党の基盤でもあるため、人々の落胆ぶりは大きなものがありましたが、
今回、民進党の敗因の一つに、南部における得票が予想を下回ったというものもあり、
分析が必要と思われます。

これから様々な分析がなされていくと思いますが、
これから4年、中国との関係強化がより推し進められ、台湾の社会状況は変化を強いられていくことでしょう。
「激変」というものではなく、むしろ、静かに、そして着実に変化は進行していくものと推測されます。

今回、台湾国民の馬英九政権に対する批判や不満は顕著でしたが、
結果としては大きな差を付けての勝利だっただけに、もろもろ状況を考慮するべきではあるものの、
真正面から向かい合っていかなければならないと思います。

また、昨年巨額の経費をかけて行われた建国100周年記念イベントを経てか、
「中華民国」という名称が再び台湾の地に染みこんできているようにも思います。
人々もこの国家名称の存在や国民党歌が国家になっている現実など、疑いを持たなくなっているように感じます。

今回の結果は日本にも大きな影響を及ぼすと思います。
総統選挙にあたり、多くの評論家や研究者、記者と話しをしましたが、将来を不安視する声をよく耳にしました。
私自身、しっかりと台湾の今後、現地の動きを見届けていきたいと思います。

台湾人民の良心、力量を信じつつ、今後の執筆・取材活動を続けたいと思います。

片倉佳史


2012年1月14日(土曜日)

総統選挙、決戦の日を迎えて

カテゴリー: - katakura @ 09時19分31秒

決戦の日の朝を迎えました。
今回の総統選挙について、台湾の民衆、学者、メディア関係者など、多くの方にお話をうかがってきました。

印象を端的にまとめると、「台湾を護りたい人々」と「自分(の権益と地位)を護りたい人々」との戦い。
今日この一日が台湾の運命を決めていくのは確かでしょう。

一人の外国人として、台湾人の「良心」を信じたいと思います。

片倉佳史


2012年1月13日(金曜日)

総統選挙前夜、最後の集会(民進党編)

カテゴリー: - katakura @ 01時08分07秒

明日1月14日に実施される台湾の総統選挙。
今日はその最後の集会の様子を取材してきました。
新北市の板橋で開かれた民進党の大会です。


まずは総統候補・蔡英文女士の演説シーンから。終始、熱い雰囲気でした


立法委員選挙を兼ねていることもありますが、すごい数でした

終盤、李登輝元総統も登場し、熱いメッセージを贈りました。
「台湾の未来はこの人に託したい!」そう語った瞬間に沸き上がった歓声はすごいものがありました。


これは会場の後ろから撮影した全景

今回はあえて前の席ではなく、全体の様子を感じてみたいと思って中程に陣取っていました。
写真を見ていただければおわかりと思いますが、すごい盛り上がりでした。
数はどのくらいいたのか、現時点では発表がありませんが、かなり多いのは確かです。

明日、どのような結果が待っているかはわかりませんが、
とにかく公正な選挙を期待したいですね。

台湾にとって最善の結果が出ることを祈りたいと思います。


2012年1月12日(木曜日)

《2月4日》早稲田大学で講演をします

2月4日、早稲田大学で講演をすることになりました。
今回は「台湾の現況と日台の絆」というテーマでお話をします。

無料ですが、事前の申し込みが必要です。
「講演会参加希望」と明記の上、下記宛てにE-MAILください。
会場は200名程度までは入れるそうです。オープンスタイルの講演なので、
多くの方とお会いできることを楽しみにしております。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

http://nittai-toumon.com/?p=796

演題;「台湾の現況と日台の絆」

日時:2012 年2月4日(土曜日) 16:00〜17:30

場所:早稲田大学22号館2階201教室(旧安倍球場向かい)

会費:無料

交通:東京メトロ東西線早稲田駅下車徒歩5分、またはJR高田馬場駅より大学行きバスを利用。

校内地図が確認できますhttp://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

※お申し込み・連絡先  幹事:萩原伸一 E−Mail : shin_hagiwara50@yahoo.co.jp


2012年1月10日(火曜日)

三仙台の眺め

台湾大使館の機能をもつ台北駐日経済文化代表処。
そのウェブ連載の記事ですが、台東と花蓮を結ぶ花東海岸公路の三仙台を取り上げています。
ガイドブックではなかなか取り上げることが難しいスポットなのですが、とてもきれいなところです。

写真は片倉真理が昨年夏、クヴァラン族の集落へ赴いた際、撮影したものです。

http://www.roc-taiwan.org/JP/ct.asp?xItem=227534&ctNode=3593&mp=202


2012年1月7日(土曜日)

エバー航空の機内誌1月号の記事・台東のアート空間

エバー航空の機内誌『VERVE』1月号に片倉真理が記事を出しています。
テーマは「台東・アートの旅」。
台東鐵道藝術村、ライブハウス鐵花村、製糖工場が生まれ変わった都蘭紅糖文化藝術館などを紹介しています。

エバー航空をご利用の方、ぜひ機内でご覧ください。
よろしくお願いいたします。


2012年1月6日(金曜日)

台湾高鉄、産経新聞のスクープ記事について

カテゴリー: - katakura @ 01時34分49秒

台湾高鉄についての記事が本日1月6日の産経新聞二面に出ています。

詳しくは記事をお読みいただきたいのですが、大まかには台湾高鉄が中国の高速鉄道の信号関係を担う企業と提携関係を結び、
秘密裏に視察団を受け入れていたという内容です。

非常に重い事態だと思います。
視察内容や日程、会食場所、メンバーなどはほぼわかっており、提携についての記事は中国側のウェブサイトにアップされていました。
当然ながら、台湾高鉄側は否定し、今は情報をリークした人物捜しに奔走しているそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120106-00000082-san-int

今回の件、産経新聞さんのスクープで、台湾メディアでもほとんど報じられていないネタです(全くないわけではない)。
一部の人々はシステムを中国人に見せたところでマネはできないとか、そもそも中国の高速鉄道には日本式・台湾式はそぐわないとか、
いろいろな意見が出てくると思いますが、これは交通政策や鉄道ファン(識者?)特有の視野の狭さを露呈しており、
実は台湾(国民党政権)と中国の接近がもたらせる負の一面(たとえば、軍事情報が台湾経由で伝わるとか)を象徴的に示しているという部分があります。

どこまで見せたのか、そして、何を伝えたのかというのがはっきりせず、
また、どんなデータを渡したのかとか、すべて「企業秘密」と言い張るのは明らかなので、扱いは難しいと思います。
ただし、実際に動いている人々はすでに動いています(産経の記事でも触れていますね)。

とりあえず、明日あたりに経営陣がコメントを出すと思います。
そして、次の株主総会が大きなポイントになるでしょう。総統選挙の結果も絡んできますが、どのような釈明をするのか、気になるところです。

実は中国にしっぽを振っている部署や集団の存在は台湾高鉄内部では公然の事実だそうです。
ただ、この問題を台湾高鉄、国民党がどのように処理するかは不明です。
選挙直前ということで、国民党系のメディアは押さえ込みにかかるでしょう。

今後の展開を見守りたいですね。


2012年1月5日(木曜日)

≪1月15日≫池上一郎博士文庫11周年記念イベントのご案内

≪1月15日≫池上一郎博士文庫11周年記念イベントのご案内

謹賀新年 明けましておめでとうございます。

2011年は素数の年で日本を始め世界中が色々な災難に見舞われました。
今年、2012年は四年に一度の閏年、世界オリンピックの年でもあり、
またアメリカ大統領選と台湾の運命を賭けた総統、立法委員選挙の年です。
最後の最後まで予断が許せません。
投票日は1月14日の土曜日、11周年記念イベントは翌日の15日に決まりました。

選挙の結果はもう出ていますので、皆さんで抱き合って喜べる日でありますよう、祈っています。

それでは、11周年記念イベントのスケジュールを下記の通りご案内致しますので、
万障お繰り合わせの上、ご参加下さい。

一、
日時:2012年1月15日(日) AM09:00〜12:00

二、
場所:屏東県竹田郷竹田駅園 池上一郎博士文庫(竹田駅下車すぐ)

三、
昼食:文庫が提供します。

2011年12月吉日

池上文庫11周年記念イベント準備委員会
               実行委員会長 劉 耀祖
               館長 曾 貴珍

◆ FACEBOOKのアドレス
https://www.facebook.com/events/348606501823377/


2012年1月2日(月曜日)

新年のご挨拶(片倉佳史)

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくご指導ください。

2011年もいろいろなことがありましたが、無事に過ごすことができました。
以下、私の昨年の動きをご報告させていただきます。

まずは著作ですが、おかげさまで、昨年は4冊の新刊を送り出すことができました(うち一冊は片倉真理の著作)。
共著や部分執筆は除きますが、鉄道関係の書籍が多くなっています(’笑)。
『台湾 鉄道の旅』(JTBキャンブックス)、『ワンテーマ指さし会話 台湾×鉄道』(情報センター出版局)、
そして、12月には『旅の指さし会話帳miniハローキティ台北』、
家内も『在臺灣,遇見一百分的感動〜片倉真理 旅の手記』(台湾の夏日出版社)を出しました。

連載については、『な〜るほどザ台湾』のトラベル記事が9年目を迎え、
NNAの連載「片倉佳史の台湾雑感」も5年目に入りました。
交流協会の機関誌『交流』の不定期連載「台北の歴史を歩く」や
台北駐日経済文化代表処のウェブ連載「台湾の街角から」は今年も継続していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

講演については、大小合わせて20回ほどの機会をいただきました。
いずれも台湾事情をテーマにしたもので、大学での講演や講義などにもお招きいただきました。
特に6月の京都精華大学や11月の法政大学には多くの方にお集まりいただきました。
今年は2月4日に母校・早稲田大学で講演をさせていただく予定です。

昨年は特定のテーマでツアーをご案内する機会にも恵まれました。
日本と台湾の関わりをテーマに歴史的建造物を回ったり、
台北市内の歴史スポットや地方都市に残る日本統治時代の遺構を訪ねるなど、テーマは多岐にわたります。
今年もグルメツアーや鉄道ネタなどですでにいくつかオファーをいただいております。
これらについては、随時、メールマガジンなどでお知らせさせていただきます。

それでは、今年も精進していきたいと思います。

どうぞよろしくご指導ください。

片倉佳史


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