★配信の登録・変更・解除はこちらから → http://katakura.net/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
片倉佳史の台湾便り 2016.11.18発行 第109号 発行部数2016部
http://katakura.net/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
+‥目次‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
1.ウェブ記事 「飛虎将軍」と呼ばれる日本人〜台湾から郷里に赴く
2.映画『湾生回家(わんせいかいか)』が上映中
3.新刊 『昭和天皇御召列車全記録』 (新潮社)
4.季刊誌 『美好九州』の2016年冬号が刊行になりました
◆取材メモから◆
◆講演報告(2016年5月下旬〜7月初旬)◆
■拙著・拙稿から■
○あれこれ○
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
厳しい暑さだった夏も過ぎ、エアコンの出動頻度もめっきり減った台北です。私は10月後半から11月初旬まで日本にいましたが、やはり台湾のほうが過ごしやすく、ほっとしています。今年は講演のオファーを多くいただき、帰国する頻度が高いのですが、四季の移り変わりを体感できることについては嬉しく思っています。
10月は講演が続き、その他の雑用も多かったので、落ち着かない毎日となりました。後半は10月25日に帰国し、26日に拓殖大学で講演をさせていただいた後、28日に福島、29日に都内の高校、30日によみうりカルチャーセンターでの講演、そして、11月5日に秋田県大館市での講演と、長いようであっという間に終わってしまった日本滞在でした。さすがに異なったテーマで5回の講演をこなすのは想像以上の疲労を伴いました・・・。
2016年に予定されている講演はあと3つ。新刊の準備もあり、余裕のない日々が続きます。風邪をひかないよう、注意したいと思います。皆様もどうぞご自愛ください!
1.ウェブ記事 「飛虎将軍」と呼ばれる日本人〜台湾から郷里に赴く
nippon.comさん配信の記事です。このたび、台南市の飛虎将軍廟について、記事を書かせていただきました。飛虎将軍廟はここ数年でかなり知名度が上がっていますが、今回は信徒や事故現場の様子を見た老人の証言なども盛り込み、一歩踏み込んだ内容にしてみました。多くの方にご覧いただければと思っています。
http://www.nippon.com/ja/column/g00389/
nippon.comさんのサイト
2.映画『湾生回家(わんせいかいか)』が上映中
戦前の台湾に生まれ育ち、そして敗戦を機に台湾を離れた日本人。こういった人々を「湾生」と言います。こういった人々について取り上げた映画『湾生回家』が上映中です。日本統治時代の台湾、言い換えてみれば、台湾の地に台湾人と日本人が共に暮らした時代について、もう一度、考えてみるのはいかがでしょうか。
https://matome.naver.jp/odai/2147833133885676401
如月隼人さんがまとめた『湾生回家』のリンク集です
現在、岩波ホールで11月12日から12月16日までの予定で上映されています。詳しくは以下をご覧ください。
https://www.iwanami-hall.com/movie/%E6%B9%BE%E7%94%9F%E5%9B%9E%E5%AE%B6
岩波ホールの上映案内
私はこの映画に出てくる中村(竹中)信子さんや冨永勝さん、松本洽盛さん、清水一也さんには取材でお世話になったことがあるのですが、皆さん例外なく強烈な「台湾愛」をお持ちです。中村信子さんとは深夜までお話ししたことが何度かありますし、冨永さんのお宅には泊めていただいたこともあります(笑)こうした先輩方の歩んだ道のりと今について、より多くの方に何かを感じていただければと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ii_AgiBRcnQ
予告編7分
3.新刊 『昭和天皇御召列車全記録』 (新潮社)
新潮社から刊行になった『昭和天皇御召列車全記録』(原武史監修)。「昭和天皇の旅路」を詳説した注目の一冊です。私は皇太子時代の台湾行啓の部分を担当させていただきました。今回は台湾総督府鉄道部長だった新元鹿之助のお孫さんにあたる新元久さんのご協力を得て、本邦初公開と思われる貴重なカットを何枚か掲載しています。ご興味を感じていただける方、どうぞご覧ください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4103205237
amazonのページ
4.季刊誌 『美好九州』の2016年冬号が刊行になりました
九州の魅力を台湾の皆さんに紹介するフリーペーパー『美好九州』。その2016年冬季号が刊行になりました。私は観光列車「ゆふいんの森」について記事を書いているほか、由布院駅についても記事を書いています。本文は中国語になっていますが、ウェブサイトでもご覧になれます。
https://meihaojapan.com.tw/
美好九州のサイト
◆取材メモから◆
☆台北市樺山小学校卒業生の皆さんにお話をうかがいました。今回は特に日本時代の幼稚園について、台湾人子弟が尋常小学校に入るための予備校的性格を帯びていたこと、また、台北市愛育幼稚園で作曲家山田耕筰の姉が先生をしていたことなど、興味深いエピソードをいただきました。
☆六士先生の一人、平井数馬の関係者・ご遺族の方にお会いしました。ちょうど前後して、平井数馬自身が編纂したとされる『日台会話帳』を読者の方からいただきました。挙げきれないほどの探究テーマが詰まった一冊でした。
☆台北市建成小学校卒業生の方々にお話をうかがいました。皆さん、80歳を超えておられますが、その声には張りがあり、なんとも言えない力強さを感じました。今回は主に戦後の台湾についてお話をうかがいましたが、時間がいくらあっても足りません・・・
◆講演報告(2016年5月下旬〜7月初旬)◆
★5月28日 李登輝友の会の千葉県支部さんの講演はおかげさまで満席でした。今回のお題は「取材者の目で見た台湾〜より深く台湾を学ぶ」というもの。リクエストがあったので、当日お話しした項目を以下に列記しておきます。
・台湾人の旅行事情〜若者たちは「日本」を目指す
・原住民族の集落の実情〜サアロア族訪問録
・台南の食文化と府城人のグルメ魂
・日本と異なる歴史建築保存の考え方
・郷土意識の高まりと新政権
★6月9日 グローバルユースビューロー・サロン講演 今回のテーマは「懐かしさと温かさに溢れる台湾を語る」。今回は台湾の魅力はどんなところにあるのか、文化の多様性や人々の暮らし、気質などにも迫り、より楽しく台湾の旅が楽しめるよう、いくつかのネタを織りまぜながらお話ししました。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2151
★6月10日 張文芳さんにお話を聞く会。台湾で日本語を学ぶことを目的に日本語世代が集まって組織している友愛会。その総幹事を務める張文芳さんにお話をうかがう会が東京で開かれました。私は聞き役をさせていただきました。80名という方が駆けつけ、張さんのお話に聞き入りました。
★6月14日 台湾研修中の愛知大学現代中国学部の皆さんを前に講演をさせていただきました。演題は『台湾体験を通じて学ぶ〜取材者の視点と思考の訓練』というものでした。
★6月21日 愛知大学現代中国学部の皆さんへの講演の二回目。やはり現地でのトークは楽しいです。この時は知っているようで知らない「中国語の歴史」についてもお話ししました。
★7月2日 栄中日カルチャーセンター講演 今回は「食文化から見る台湾の魅力」というお題で、台湾グルメのネタをお話ししました。意外にも台湾の食について講演する機会は多くないので、私自身、楽しくお話しができました。日台若手交流会の加藤秀彦さんにセッティングしていただいた懇親会も楽しかったです!
★7月3日 一般財団法人台湾協会主催講演。大阪で一般公開される講演をするのは10ヶ月ぶりでした。今回は日本統治時代の古写真を用い、往年の台湾風情を皆さんと楽しみました。
★7月6日 播磨国際協議会さんのお招きで、姫路市でも講演をさせていただきました。演題は「台湾を知る、台湾を学ぶ〜親しき隣国の素顔と現地事情」というものでした。多くの方にお集まりいただき、嬉しく思いました。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2212
★7月9日 毎年7月前後にお呼びいただいている京都精華大学。今年も講演をさせていただきました。演題は「より深く台湾を知ろう!知っておきたい基礎知識」というものでした。
■拙著・拙稿から■
★新刊『昭和天皇御召列車全記録』(新潮社)。皇太子時代の台湾行啓の部分だけを担当していますが、鉄道部内で配られた写真帖から転載した貴重なカットが収録されています。どうぞご覧ください。
★11月8日発売の『女性自身』に渡辺直美さんの花蓮取材の記事が掲載されています。片倉真理がコーディネーターとして携わらせてもらっています。12月初旬には台湾フォトブックも刊行される予定です。
★『な〜るほどザ台湾』の10月号ではサイシャット族の祭典「パスタアイ」を紹介しています。二年に一度、開かれる「こびと」の精霊を慰めるお祭りです。今年は10年に一度の大祭でした。
★経済誌NNAの隔週連載「片倉佳史の台湾雑感」。9月は「プユマ族の伝説〜田螺(たにし)の美人」、「生まれ変わる郵便局〜中華郵政台北北門郵局」、「里帰りを果たした守護神〜飛虎将軍の話」を書きました。
★家内がコーディネーターとして、一部関わった昭文社の「まっぷるプラス」の台北編。より多くの皆さんの台湾旅行をサポートできれば幸いです。
●あれこれ●
★ 福島成蹊高校の講演に向かう東北新幹線。念のために一本早い列車に乗り、福島駅のホームで「はやぶさ」の通過シーンを堪能。300キロで通過する列車はすごい迫力! ☆ 気仙沼のあさひ鮨名物のふかひれ鮨を賞味。独特な食感が印象的だった ☆ 10月15日の新日本プロレス台湾大会の後に企画した日台プロレスファンの交流会。なかなかの盛り上がりであっという間の3時間だった ☆ 北埔事件の犠牲者である渡邊亀作氏が発見したとされる「ワタナベアゲハ」。文献・史料が少なく、調査は難航中 ☆ 弘前の定宿・ビジネスホテル新宿。気さくなおばさんが食べさせてくれた5種類のリンゴ。どれも絶品だったが、5種類をいっぺんに食べる機会というのは貴重な体験かも ☆ なぜか、がらがらだった10月1日のSLばんえつ物語。あんなにすいているのは初めての体験 ☆ 新刊作業が重なり、身動きが取れない毎日。それにしても、青空が見えるのに家から一歩も出られないというのはかなり辛いものがある ★
////////////////////////////////////////////////////////////////////
★配信の登録・解除はこちらから → http://katakura.net/
メールアドレスの変更は、登録を解除した後、再登録をお願いします。
※このメールマガジンは名刺交換をさせて頂いた方々にも送信する場合が
あります。ご不要の方はお手数ですが削除措置をご利用下さい。
※配信エラーとなりましたメールアドレスにつきましては、サーバーへの
負荷軽減の為、登録を随時解除しております。解除されていなくても配
信されない場合には、再登録をお願いします。
※本メールに直接返信されますと、管理人によるセキュリティ等のチェッ
クを経た上で、数日以内に筆者に転送されます。
※記事の無断転載を禁止させていただきます。
発行:台湾特捜百貨店 Copyright©2016 katakura.net
////////////////////////////////////////////////////////////////////