共通テスト世界史Bを解く 2022年
2022年度共通テストの世界史Bと地理を解きました(あくまでに趣味で)。
いつもながら、どちらも設問が回りくどく、時間配分をしくじってしまうと間違いなく厳しい結果が待っているように思いました。
そんな中、ちょっと興味深い設問が世界史Bにありました。
忘れないように書いておきます。
第4問でジョージオーウェルの文章が出ており(『カタロニア讃歌』です)、
戦時下の日本の体制をファシズム体制と捉えるかどうかという刺激的な設問がありました(問3)。
しかも、双方の見方を認めつつ、その理由を選ぶというスタイルで、どちらであっても理由が成り立つという、
ある意味、優れものでした。
説明がしにくいので、興味のある方、ネットでチェックしてみてください。
また、ジョージオーウェルは昨年も『一九八四年』が資料として出ています(読まなくても設問に答えることができる問題なのですが)。
それにしても中学・高校時代の左翼教師がこの問題を見たらどう解説するのか、興味深いところです(笑)
ちなみにこの設問、複数正解(二重正解)があり得るという議論も出ているようです。
確かに日本史受験者や日本史に詳しい人が見ると、
深読みし過ぎて間違ってしまう怖さ、それと、設問の読み込み能力がないとかなり厳しい問題だと思いました(時間が足りなくなる)。
正直なところ、地理Bのほうがかなり素直で、易しい印象でした(個人の印象です)。
受験生、すべての皆さんが自身の理想を実現できることをお祈りします。