【宜蘭県の魅力】 片倉真理の取材メモ その2 頭城散策
【宜蘭県の魅力】
片倉真理の取材メモ その2 頭城散策
今や溢れかえるほど台湾関連の書籍やガイドブックが出ていますが、
宜蘭県の頭城を扱う本というのは残念ながら、多くはありません。
でも、観光客が多くない分、手つかずの家並みがいい雰囲気を醸し出しています。
今回は頭城を歩いてみました。
頭城駅の隣りにある「頭城文創園區」。
ここには日本統治時代の鉄道員と駅長の官舎だった木造家屋が残っています。
現在は何棟かが整備されており、
ギャラリーや雑貨店などとして再利用されています。
日和圖圖は日本統治時代の官舎をリノベしたショップ
「日和圖圖」では地元デザイナーのグッズや頭城の散策マップなどを販売しているので、
散策前に立ち寄ってみると、いいかもしれません。
https://www.facebook.com/hiyoritoto/
日和圖圖
頭城は蘭陽平原で最初に発達した町とされています。
観光地ではありませんが、
往年の面影を残す家並みが残っています。
慶元宮
頭城文創園區駅からを沙成路を進むと、
「慶元宮」という媽祖廟があります。
この寺廟の入口に面した通りが「和平街」。
通称「頭城老街」と呼ばれています。
ここが散策向きの路地となっています。
和平街は頭城散策のメインルート
和平街は両端に土地神を祀る「福徳祠があります。
慶元宮から北側にある福徳祠を目指すと、
和洋折衷の立派な屋敷が建っています。
地元の名士・盧纘祥氏が建てた邸宅です。
盧纘祥氏は宜蘭県最初の民選知事だった人物。
現在も住居として利用されているので、外部からのみ参観できます。
ちなみに、この邸宅の設計は宋祖平氏。
その娘さんと、私は親しくおつきあいいただいています。
廬家邸宅の前には大きな池があります。向かいにバス乗り場があります
ここのすぐそばには清国統治時代に建てられた「十三行」があります。
木造長屋のスタイルで、盧一族が所有していた倉庫です。
なお、慶元宮から南端に向かって進むと、
日本統治時代に建てられた「陳春記」と「源合成」という町屋建築が残っています。
頭城の老街は昔の姿を留めており、素朴な風情に触れられます。
地味ではありますが、気ままな散策を楽しみたいところ
散策を楽しんだ後は、開蘭路にあるレトロなかき氷屋「小涼園」でひと休み。
創業60年の老舗で、現在は三代目が切り盛りしています。
おすすめは新鮮なパイナップルがのった「鳳梨冰」です。
ぜひ試して見てください。
小涼園のパイナップルかき氷はなかなかの逸品です
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