酔仙閣〜佐藤春夫と台南
台南取材。実践女子大の河野先生にお教えいただき、
ある「日台文学遺産」を訪ねました。
それはかつて「醉仙閣」を名乗った料亭で、その建物が国華街に近い路地の中に残っていました。
ここは作家・佐藤春夫が台南滞在中に訪れたことのある場所で、『女誡扇綺譚』にも出てきます。
同時に、ここは蒋渭水や林献堂らが結成した「台湾文化協会」が
本部を台南に移すことを決めた第3回大会の会場でもあったそうで、
日本統治下の台湾の社会運動の聖地の一つとも言える存在です。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100001666937079&fref=ts&pnref=story
河野龍也先生のFBページ
詳しくは上のページをご覧ください。
ただ、この建物は現在、売りに出されてしまっており、
存亡の危機に遭っています。
路地の中の地味な建物ではあるのですが、
日本と台湾を繋ぐ歴史遺産としての価値は計り知れないと思います。
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