事故によって絶たれた若き研究者の未来
1945年4月1日、
シンガポールから日本へ向けて航行中だった阿波丸。
安全航行を約束された船でしたが、米軍潜水艦クイーンフィッシュによって撃沈されました。
犠牲者2000人以上という大惨事でしたが、
その中に若き地質学者・石崎和彦が含まれていました。
有孔虫の研究で知られ、台湾の地層を細かく分類した功績でも知られています。
先日、兵庫県明石市在住のご遺族にお話をうかがいました。
青年は音楽を何よりも愛し、
ボルネオの調査に赴く際にはベートーヴェンのピアノソナタ変ホ長調第3楽章のメヌエットとトリオを弾いて、
台北の自宅を出たそうです。
引き続き、取材を続けたいと思います。
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