台湾の竹炭の文化に触れる
台湾は竹の産地として知られています。
今、私たちはこの台湾の竹の文化に興味を感じ、
取材を続けていますが、
今回は嘉義県大埔郷にある竹炭の製造工場を訪れました。
台湾における竹の文化は長い歴史を誇りますが、
意外にも、南投県や嘉義県で竹炭の製造が始まったのは、
比較的最近のことで、1999年9月21日の台湾中部大震災以降のこと。
被災地を復興させるための新たな地場産業として竹炭が注目され、
政府主導で研究開発が始まったのだと言います。
ここ「坪林竹炭」の林唐玄さんの工場も
林業試験所や林務局によって指導を受けて始まったもの。
日本からも技術者が2〜3ヶ月に一度訪れていたとのことです。
台湾の竹炭は主に「孟宗竹」を用います。
伐採した後、約1メートルくらいにカットし、
亀裂が入らないように天日干しします。
その後、約一週間かけて弱火で焼いていきます。
火加減が強すぎると灰になってしまうのでコツが必要とのこと。
きれいに束ねて焼くと、
良質な竹炭ができるそうです。
ちなみに、かまどの前には神様が置かれていました。
ここの竹炭はクオリティが高いことで知られています。
安全基準に達した「CSS認証」を擁しており、
この認証があるのは台湾全土でも4か所だけとのことです。
ここで製造された竹炭は
主に衣類の繊維に用いられています。
除臭、保温のほか、遠赤外線効果もあり、
血の巡りが良くなると言われています。
そのほか、竹炭酢や竹炭チップ、
竹炭石けんなども販売しています。
さらに、台湾のお茶請けとして人気がある竹炭ピーナッツもあります。
竹炭でコーティングしたピーナッツはほどよい甘さで、
やみつきになる美味しさです。
台北のスーパーなどでも売っているので、
お土産に買って帰るのもいいかもしれません。
参考までにここの商品の値段をアップしておきます。
フクロウ150元
竹醋液100元
竹炭チップ200元 大300元
竹炭粉250元/250g
竹炭石けん150元
タオル150元
潘さん、林さん、ありがとうございました。
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