台湾200%満喫ツアー、無事に終わりました
台湾200%満喫ツアー。無事に終わりました。
2021年5月8日と9日、
一泊二日のスケジュールで台湾南部を巡りました。
このツアーは片倉佳史が企画し、全行程同行の上、ご案内するというもので、
以前にも何度か実施しているのですが、
久しぶりの開催となりました。
今回はコロナウィルスの関係で、台湾在住者を対象としましたが、
わずか4日間の募集期間であるにもかかわらず、
16名の方にご参加いただきました。
コースと内容は片倉がプロデュースし、
東南旅行社さんの力をお借りして、ツアーの体裁を整えました。
若い世代の方や留学生にもご参加いただきたく、
費用は8500元とかなり押さえました。
ちょっぴりディープに台湾南部を楽しむということで、いろいろなネタを盛り込みました。
メインとなるのは台湾南部を沃野に変えた功績で知られる八田與一技師の墓前祭。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=3640
なお、4月30日には日台学びの講座「台湾探見・探索日本」で徳光重人先生を講師にお招きし、
事前学習を楽しみました。
この徳光先生の講義も好評だったので、コロナショックが終わった頃に第二回をやりたいと思っています。
続けて、今回のツアーのポイントとなるのが、日本語世代のお年寄りとの交流です。
台湾は半世紀にわたって日本の統治下に置かれました。
その時代に生まれ、そして育った人々の中には今も日本語を常用する方々がおられます。
そういった方が語る日本への想い、そして、郷土愛。
さらに、日本統治時代というものがどんなものだったのか、
ダイレクトに話が聞ける機会となりました。
皆さん、ご高齢ではありますが、笑顔で迎えてくださいました。
続いて、現地で祀られる日本人についての考察です。
まずは飛虎将軍廟。
この地で絶命した飛行兵・杉浦茂峰氏は飛虎将軍と呼ばれ、
神格化されています。
今回はその信徒である日升大飯店のオーナー・郭秋燕さんからお話をうかがいました。
https://www.nippon.com/ja/column/g00389/?cx_recs_click=true
「飛虎将軍」と呼ばれる日本人(片倉佳史)
そして、漁村で今も慕われる日本人巡査・森川清治郎氏を祀る富安宮。
ここは交通が不便でなかなか訪れることができない場所なのですが、
私がぜひご案内したいと思っていた場所です。
現地では町内会長さんがフルーツでもてなしてくれました。
なお、義愛公については、
以下に拙稿のリンクを貼っておきます。
こちらもご覧ください。
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00903/
現在も慕われる日本人巡査―「義愛公」を考える(片倉佳史)
スケジュールの関係で訪問スポットは限られてしまいましたが、
台南市内の歴史建築、特に日本統治時代の建築についても、
ご案内しました。これはリクエストがあったので、機会を改めてツアーを組みたいと思います。
鄭成功と台湾・日本。そして、台湾人にとっての鄭成功だけでなく、中国人にとっての鄭成功、そして東シナ海の歴史などについてもお話をしました。守られているお神輿が強烈な存在感。台湾200%満喫ツアー。 pic.twitter.com/C9RMNYi2Jj
— 片倉佳史(かたくらよしふみ) (@katakura_nwo) May 10, 2021
さらに、バス車内講演もたっぷり盛り込みましたが、
権田猛資さんによるバシー海峡戦没者慰霊祭や、
マニラで多くの台湾人青年を救った廣枝音右衛門氏についての紹介もしていただきました。
台湾200%満喫ツアー。YouTuber権田猛資さんによる車内講演。戦没者慰霊、台湾人の戦争体験などについてお話しいただいています。 pic.twitter.com/tYcmMkC5AK
— 片倉佳史(かたくらよしふみ) (@katakura_nwo) May 8, 2021
そして、台南のご当地グルメ。
何もご馳走ばかりがグルメではありません。
庶民に愛され、土地に根付いた食文化をたっぷり体験することもまた、
グルメの愉しみです。
今回は台南を中心に郷土料理の数々、
そして、小さな田舎町でおばあさんが切り盛りするデザート屋さんを訪ねました。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=1977
今回訪れたデザート店についてラジオで話しています。
台南の朝ごはんと言えば、菜粽(ピーナッツちまき)
全体的に濃密な日程でしたが、
最後は甲子園出場で知られる籠農林学校野球部OBの蔡さんを訪ねました。
この学校は近藤兵太郎監督率いる野球部は広く知られ、
『KANO』という映画でも話題となりました。
今回、その近藤監督の最後の教え子となる二四期生・蔡清輝さんを訪問。
ご高齢ながらも熱く、往時の思い出を語ってくださいました。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2626
過去の取材風景(動画あり)
今回のツアーでは嘉義農林学校出身の蔡さんに野球部時代のお話をうかがいました。蔡さんご自身は時代的に甲子園とは縁がありませんでしたが、お言葉の一つ一つに「重み」がありました。「野球で培ったものは今もこの体と心に息づいているよ」とお話しされていました。#kano #台湾満喫ツアー #嘉義農林 pic.twitter.com/bHQSwMxYBm
— 片倉佳史(かたくらよしふみ) (@katakura_nwo) May 10, 2021
おかげさまで、ツアーにご参加いただいた皆さんにはとても好評でしたので、
台湾を学ぶ会・日台学びの講座とも連動しながら、今後に結び付けていきたいと思います。
第二回、第三回もご期待ください。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
また、どこかでお会いしましょう!
片倉佳史・片倉真理
5月8日は台湾南部を沃野に変え、今も地元の人々を中心に慕われている八田與一技師の命日。今日は台湾在住作家の片倉佳史さんが主催する台湾200%満喫ツアーに参加し、墓前祭にも参加させていただきました。片倉さんのご厚意で当チャンネルメンバーシップの皆様を対象にツアーの一部をお伝えしています! pic.twitter.com/FfggPQIB5A
— 権田猛資(Gonda Takeshi) (@taiwan_gontake) May 8, 2021TrackBacks
この投稿には、まだコメントが付いていません