台湾南部の台風被害
半世紀に一度とも言われる今回の台風ですが、
台湾南部の屏東県、高雄県、そして台東県で甚大な被害が出ています。
降雨量3000ミリという桁違いの雨のため、家屋が倒壊したり、橋が流されたりしています。
高雄県甲仙郷の小林村は平埔族の文化が残る集落ですが、ここは集落全体が土砂崩れに遭い、
しかも救出作業が大幅に遅れているとのこと。また、これは日本でも紹介されたようですが、
台東の知本温泉ではホテルが倒壊。川から200メートルも離れているのに、地盤が流れたことが原因だそう。
また、パイワン族の暮らす太麻里(タヴァリ)や金峰(ビララウほか)は大洪水で住民は集団避難。
南廻線は路盤が流出のため、当面は運休(最悪の場合は3ヶ月とも)。集集線も今後しばらくの運休が決まっています。
阿里山鉄道も土砂崩れで運休確実です。
橋梁に関しても高屏渓や林邊渓で道路が流されているほか、寸断されているところがあまた見られます。
また、新竹県や苗栗県、南投県でも大きな被害が出ています。
気象局の判断ミスや救出作業の手際の悪さで政府が各方面から批判されています。
当初は北部を直撃と言うことでしたが、個人的にも南部の被害がここまで甚大なものになるとは思いませんでした。
確かに各種作業の手際の悪さは目立っていますが、なんとか、一刻も早く落ち着いてほしいといのるばかりです。
くだらない政治家的なパフォーマンスだけはやめてほしいと願うばかりです。
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