磯永吉の研究室
国立台湾大学のはずれに農業試験場があります。
都会の喧噪とは全く無縁のオアシス。
現在も農学部の学生たちが管理しています。
その一角に、蓬莱米の父として崇められる磯永吉の研究室が残っています。
蓬莱米で知られる磯博士ですが、この場所で交配を研究し、台中65号と呼ばれる新種を生み出しました。
ジャポニカ米とインディカ米の交配はそれまで至難の業とされていましたが、これを努力で克服。
台湾のみならず、亜熱帯地方の米作に大きく影響を与えました。
残念ながら、建物は相当傷んでおり、倉庫としてしか使用されていません。
ただ、台湾大学としては、ここを記念室のような形で残していくことを考えているようです。
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