撫台街洋楼(旧高石組)で感動の式典
台北市の北門近くにある洋風建築。
ここ撫台街洋楼は1910(明治43)年竣工の歴史建築です。
土木会社「高石組」の本店事務所として造営されました。
現在は台北の歴史を展示する空間として整備されています
初代経営者は福岡県出身の高石忠慥(ちゅうぞう)氏。
しかし、その後、佐土原商会が所有者となり、終戦。
高石家の子孫の消息は長らく不明でした。
まずは館長の陳國慈さんのご挨拶
そして、高石忠慥氏の弟の孫である高石京子さんのご挨拶です。
http://www.voiceblog.jp/ktkr2/
こちらに高石京子さんのご挨拶をアップしました。感動のスピーチです
高石組は台湾総督府博物館や日月潭の水力発電所に絡む公共建築を手がけ、
息子の威泰氏が継ぎましたが、建物は1930年代に貿易会社である佐土原商会の社屋となります。
戦後は長らく国防部の監理下に置かれていました。
2000年には火災で木造部分が焼失。修復工事を経て、歴史資料館となりました。
館長の陳国慈さんは親族探しをとても熱心に進めておられました。
実は私のところにも連絡がありました(ご期待には応えられませんでしたが・・・)。
しかし、今回、西日本新聞の尽力で子孫が柳川市に見つかり、
台湾に招待されることになりました。
報道陣に囲まれる高石さん。その熱心な取材ぶりにも驚いていました
今回、招待を受けた高石さんは御主人とお孫さんを連れて来台。
こういった記念行事に出席できるなんて夢のようだとおっしゃっておられました。
撫台街洋楼
10:00 ~ 17:00 (月曜休み)
台北市延平南路26号(北門からすぐ)
02-2314-5190
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