宜蘭の飛行場跡地を調査
今日は台湾の歴史好き仲間に連れられて宜蘭飛行場跡地の調査に赴きました。
5月に三叉神経系の疾病を患って以来、遠出というのはほとんどできなかったのですが、
やはり地方都市は魅力がいっぱいですね。
まず最初に訪れたのは宜蘭南飛行場の滑走路です。
残念ながら、滑走路は再開発で無惨な姿でしたが、その先には亀山島が変わることなく見えます。
かつて特攻隊の兵士たちはこの島を目印に飛んでいったのだそうです。
再開発で間もなく滑走路は見られなくなります・・・
この宜蘭南飛行場については、拙著『台湾に生きている日本』(祥伝社)で紹介しています。
合わせてご覧ください。
その後はいくつか残っている掩体壕を探し歩きました。
鬱蒼と茂った深い緑がインパクト大ですね
現役の軍事施設内にあるものも。多くは壁が設けられ、倉庫になっています
かまぼこのような屋根が特色で、迷彩を施すべく、屋根部は草で覆われていたそうです
今回の調査で最大の収穫はやはりこれ。
日本統治時代に建てられた管制塔です。現在、宜蘭県の古蹟として保存対象となっていますが、
工事のため、通常は見ることができない場所にあります。
この日はこのほか、油庫や測候所などを巡りました。
まだまだ多くのモノがこの一帯には眠っています。
特攻隊の方々が何を思ってここを飛び立っていったのか、それを忘れることなく、
地道に調査を続けて行きたいと思います。
連れて行ってくれた鄭銘彰さん、黄威勝さん、陳威臣さん、ありがとうございました。
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