龍山寺
いつ訪れても参拝客が絶えない萬華の龍山寺。
台北を代表する古刹の一つです。
この日も人々であふれかえっていました。
現在の殿宇は日本統治時代の1920(大正9)年に建てられたもの。
そのイメージは日光の東照宮を模したという風聞も存在します。
1944(昭和19)年の空襲では焼夷弾を浴びていますが、この時、仏像のほとんどが灰燼に帰しました。
しかし、どういうわけか、本堂に祀られた観音菩薩像だけが難を逃れたそうです。
この時、観音菩薩像は顔の部分が少し焦げているものの、倒れることはなく、元の位置にあったと言います。
人々はこれを見て、神の加護による奇跡だと語り合い、それまで以上に崇められるようになったのだそうです。
ぜひ見ておきたいものに、尾崎秀真(ほつま)の記した漢文があります。
尾崎はゾルゲ事件の関係者で国際スパイとして死刑に処せられた尾崎秀実(ほつみ)の父親です。
詳しくは、12月号の『交流』誌に書いていますので、そちらをご覧ください。
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