旧清水公学校と「誠」の石
台中市清水区にある旧清水(きよみず)公学校。
現在は清水国民小学となっています。
ここの校舎は日本統治時代に建てられたものが健在で、独特な風格を漂わせています。
校舎は1935年竣工で、現在は古蹟に指定されています。
整然とした雰囲気の玄関
ここは司馬遼太郎さんの『街道を行く・台湾紀行』で案内役をつとめる老台北こと、蔡焜燦さんの母校でもあります。
私がここを最初に訪れたのは1997年のこと。
倉庫の片隅に奉安庫が置かれ、校長室には日本統治時代からの机が使われていました。
詳しくは拙著『台湾―日本統治時代の歴史遺産を歩く』(戎光祥出版)、
中国語では『台湾日治時代遺跡』(玉山社)で紹介させていただきました。
校舎前には「誠」と刻まれた石碑が残ります。
これは昭和12年、時の川村秀徳校長が芝山厳参拝の際に持ち帰ったもので、
今も、記念撮影などはここで行なわれているそうです。
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