台湾で刊行されている鉄道情報誌『鐵道情報』。
先月号の『鉄道ダイヤ情報』(交通新聞社)でもその存在が紹介されましたが、先日、199号が出ました。
カラーページ満載で、熱烈な鉄道ファンから社会派、旅行派までを満足させる豊富な内容です。
http://railnews.tw/node/379
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表紙は基隆港に陸揚げされたTEMU1000型太魯閣号(林韋帆さん撮影)
速報としては、台東線の普快車、打狗鐵道故事館、高雄第二臨港線の廃止、東北新幹線新青森開業などが取り上げられています。
その他、モノクロで台湾の鉄道風景を追う黄威勝さんの「黒白顕影」では十分の炭鉱風景、
總編集長の古庭維さんは「元宵夜的鉄道風景」の題で、夜景と鉄道を紹介しています。
さらに、中国大陸方面の第一人者・李春政さんは前回に続き、集通鉄路を11ページにわたって詳細にレポートしています。
http://www.wretch.cc/blog/steamfan
李春政さんのブログ(迫力のある写真がいっぱい)
その他、旗山の製糖鉄道史跡や旧山線のレポート、中国の高速鉄道、台湾の都市交通システム、
観光化を狙う産業鉄道など、充実した内容で迫ってきます。
そして、最終ページには總編集長の古庭維さんがJR釧路支社を訪問した様子と、
鄭銘彰さんと訪ねた開館直前の「リニア・鉄道館」の取材について書いています。
http://railnews.tw/node/377
JR北海道釧路支社を表敬訪問する古庭維さん
この雑誌は本文は中国語のみですが、写真が豊富に用いられており、見るだけでも十分に楽しめる一冊です。
ぜひ日本の鐵道ファンにも手にとってもらいたい雑誌です。