『大甲の聖人』と称された一人の日本人。
熊本県出身の志賀哲太郎という一人の教師の生涯をまとめました。
https://bit.ly/3kL0x9r
大使館の機能を有する日本台湾交流協会の
機関誌『交流』で担当している
不定期連載「片倉佳史の台湾歴史紀行」の第17回です。
https://www.koryu.or.jp/Portals/0/images/publications/magazine/2020/5月/05_rekishiko17.pdf
熊本出身の教師・志賀哲太郎は、
台中郊外の大甲の公学校に赴任。
生涯を一教員として生きた人物でした。
今も大甲には墓地が残っていますが、
訪れてみると、きっと驚かされます。
なんと、志賀先生の墓地の周囲には、
かつての教え子たちの墓地が、それこそ取り囲むように並んでいるのです。
教え子たちが自らの人生を閉じる時、
恩師に寄り添いたいと願って墓地を作る。
それほどまでに慕われた教師とはどんな人物だったのか。
お読みいただきたいと思います。
なお、志賀哲太郎自身は、さまざまな軋轢に苦しみ、
自らの命を断っています。
そういった部分もまた、いろいろなことを考えさせられます。
知られざる台湾の歴史秘話。
皆さんと分かち合えれば幸いです。
https://www.koryu.or.jp/Portals/0/images/publications/magazine/2020/5月/05_rekishiko17.pdf
芝山巌(現在の芝山公園)に残る殉職教員の石碑にも名前があります