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2017年3月6日(月曜日)

片倉佳史の台湾便り  2017.2.28 発行 第 110 号

カテゴリー: - katakura @ 23時46分42秒

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片倉佳史の台湾便り  2017.2.28発行 第110号 発行部数2029部
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+‥目次‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
1.3月10日・豊橋講演
2.アイケーブリッジ外語学院での講演
3.台湾桃園国際空港のアクセス鉄道が営業を開始
4.台湾生活情報誌『悠遊台湾』のダイジェスト版電子書籍
5.新刊 『台湾で日帰り旅 鉄道に乗って人気の街へ』(JTBパブリッシング)

■阿彰の美味しい話・その4■ チェッガミィ=切仔麺
◆良書紹介◆
●権田猛資の台湾ニュースクリップ● 2017年1月1日〜31日
■拙著・拙稿から■
○あれこれ○

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

少し時間があいてしまいましたが、メールマガジンをお送りいたします。台北の天候は正直なところ、かなり乱れています。かなり暖かい日が続いていましたが、ここ数日は10度くらいまで下がることがあり、結構な寒さになっています。現在、台湾政府が実効統治する最北端は馬祖列島ですが、ここは寒気団の影響を受けやすく、10度を切ることは珍しくありません。一方で、台湾南部では最高気温が30度を超えることもあります。先日、私がルリマダラという蝶の撮影で高雄市の山岳部に入った時など、実際に32度となっていました(笑) さすがに気温の南北差が20度以上ということは珍しく、話題になっていました。
 新刊の執筆・取材と講演、ツアーのご案内など、秋口から時間に追われる日々が続いていました。先日、2ヶ月ぶりに台湾南部に行ってきましたが、何もかも新鮮で楽しかったです(笑) 今はようやく落ちつきましたが、仕事量の調整と効率アップの二つが2017年の深刻な目標だったりします・・・。
 昨年は講演の機会をいただくことが増え、多くの方とお会いできました。昨年度は合計で37回の講演機会に恵まれましたが、今年もそれに近づきそうな勢いです。台湾にお世話になっている者として、台湾への関心が高まってくれることは何よりも嬉しいです。私もご期待に応えられるよう、精進したいと思います。引き続き、よろしくお願いいたします!

1.3月10日・豊橋講演

2017年3月10日(金)、愛知県豊橋市にお招きいただき、講演をして参ります。今回は台湾の魅力を現地在住者の目線で幅広く紹介し、歴史や食事情、文化、日本との歴史的関わりなどを取り上げたいと思っています。いわゆるガイドブックが取り上げないようなスポットや現地事情についてもご紹介したいと思っています。聴講無料ですので、お友達やお知り合いにもお声掛けいただき、お気軽にお越しください。

テーマ 「親しき隣国・台湾の魅力〜現地在住作家が語る日本と台湾」
日時 2017年3月10日(金) 18時半〜(開場は18時) 
場所 豊橋商工会議所 9F大ホール
http://www.toyohashi-cci.or.jp/annai/kaigishitsu/index.html
聴講料 無料(ただし、人数把握のため事前申込みが必要です)
定員 100名
お申し込み・お問い合わせは豊橋観光コンベンション協会の熊木さん、浦部さんまで 
電話 0532-54-1484(平日9時〜18時)
ファクス 0532-54-2220
toyohashi@honokuni.or.jp

2.アイケーブリッジ外語学院での講演

4月1日(土)10時から、東京虎ノ門にあるアイケーブリッジ外語学院にお招きいただき、講演をさせていただきます。今回は台湾の言語事情や文化や習慣などについてじっくり語りたいと思います。台湾の言葉になった日本語、原住民族の言語事情、台湾華語の歴史など、通常の講演ではあまりゆっくり話すことができないネタが多いので、どうぞご期待ください。なお、当初の講演日程が変更になってしまった件、申し訳ございません。お詫び申し上げます。

テーマ 片倉佳史氏が語る「台湾の言語事情」
日時:2017年4月1日(土)10時〜12時
場所:アイケーブリッジ外語学院
   東京都港区虎ノ門1-4-4 第二誠ビル5階
   (東京メトロ銀座線虎ノ門駅徒歩1分)
聴講料・3000円+税
※お申込み、詳細は以下をご覧ください。
http://www.ikbridge.co.jp/chinese/salon.html

3.台湾桃園国際空港のアクセス鉄道が営業を開始

2017年2月2日にプレ営業を始めた台湾桃園国際空港のアクセス鉄道。この日は招待客のみの乗車でしたが、2月16日からはお試し期間ということで、無料で乗車可能。通常営業は3月2日からとなっています。直達車(快速)と普通車がありますが、直達車のシートは「どうしてこんなに?」と思うくらい狭いです・・・。なお、起点となる台北駅の乗り場ですが、台鐵や高鐵、MRTの駅からは10分程度歩く必要があります。また、直達車はかなりの加速で驚かされます(結構揺れるのでご注意)。所要時間は最速で35分。何はともあれ桃園空港が便利になりますね!
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress3/index.php?p=955

4.台湾生活情報誌『悠遊台湾』のダイジェスト版電子書籍

台湾生活情報誌『悠遊台湾』(2016-17年度版)の電子書籍版(国内向け)を発売中です。本書は毎年情報を更新し、内容も部分的に変えています。今号は金門特集と「日台の絆を歩く」という記事が入っています。総ページ数272ページでオールカラー。台湾の基礎事情から子育て事情や医療情報、家探しなどの生活情報、同好会・サークル活動やグルメガイドまで、盛りだくさんの内容となっています。なお、書籍版(2017-18年度版)は4月に発売予定です。こちらもご期待いただければと思います。
http://amzn.asia/fWZrxt4
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2085

5.新刊 『台湾で日帰り旅 鉄道に乗って人気の街へ』(JTBパブリッシング)

JTBパブリッシングから新刊が出ます。本書は台北、もしくは高雄を起点とし、鉄道で地方都市を巡るというコンセプトの一冊。3月2日から店頭に並ぶ予定ですので、詳細は次号にて(Amazonではすでに受付が始まっています)。
http://amzn.asia/5M3Euzt

■阿彰の美味しい話・その4■ チェッガミィ=切仔麺

台湾の代表的な麺料理である「切仔麺(チェッガミィ)」は店の看板やメニューなどでは「切仔麺」と書かれている。チェッガミィの「チェッ」という発音は麺をお湯の中で茹でる際、上下に揺する動作を表しているのだが、この発音を通例的に「切」と表記する。つまり当て字だ。これが定着してしまったため、この漢字表記の台湾語発音で「ツェッラミィ」と呼ぶ人も少なくない。
さて、チェッガミィは薬味となる刻みネギやニラ以外には具がほとんど入っていない。とてもシンプルなもので、スープ入りとスープ無しのタイプがある。スープはあっさりとしているがコクが感じられる。スープ無しの和え麺タイプには屋台料理によく使われる赤い甘辛いタレ(海山醤)がかけられている。麺は伝統的な油麺(イゥミィ:かんすいが用いられる黄色い麺)が使われる。茹でた豚の内臓類や野菜、豚肉の揚げ物などと合わせて食べるのが一般的。
阿國切仔麺
台北市民生西路81號

※文章中の読みは台湾華語(台湾式北京語)ではなく、ホーロー語(台語)によるものです。

プロフィール:内海彰(UTSUMI AKIRA)/グラフィックデザイナー。
1980年代後半から台湾に強い関心を持ち始め、20年前に台湾へ移住。著作「台北美味しい物語」(まどか出版)。

◆良書紹介◆

『台湾で見つけた、日本人が忘れた「日本」』 (講談社+α新書) 村串栄一著
新聞記者の目線でみた台湾レポート。ある程度深く台湾を見たい方におすすめの一冊です。地方事情などにも詳しく触れられているほか、取材秘話なども盛りだくさんで楽しく読めます。私もインタビューを受けており、最後の方に少し出ています。
http://amzn.asia/j6ah0vY
amazonのページ

●権田猛資の台湾ニュースクリップ● 2017年1月1日〜31日

1日 日本の対台湾窓口機関の交流協会が「日本台湾交流協会」に名称変更。さらなる日台交流の深化に期待。
13日 迪化街の年貨大街。旧正月前の準備で大にぎわい!至る所でお正月のワクワク気分。26日まで。
18日 台北市2階建て観光バスが運行開始。日本語音声ガイドもあり、新しい市内観光の助っ人になるか。
24日 蔦屋書店の海外1号店が台北に。カフェ併設の美しい店内でゆったり時間を過ごしたい。
25日 桃園国際空港と台北市を結ぶ空港MRTが営業許可。2月2日からプレ営業。3月2日から正常運行開始へ。

■拙著・拙稿から■

★増刷報告。拙著『旅の指さし会話帳mini台北』(情報センター出版局)の16回目の増刷が決まりました。今回の刷り部数2000部。この場を借りてお礼申し上げます!
★『週刊 奇跡の絶景』(講談社)の九フン特集。まるごと一冊、ここまで多面的に九フンを紹介した既刊はないように思います。私もひと言、コメントを出しています。http://mirapla.com/_ct/17029788
★『な〜るほどザ台湾』の11月号では新竹の歴史建築巡りというテーマで執筆しています。また、12月号では「春爛漫!鉄観音の郷、猫空でお茶グルメを満喫」を寄せています。
★経済誌NNAの隔週連載「片倉佳史の台湾雑感」。「木造官舎とコーヒーショップ〜滴珈琲福州館」、「台湾東部の小都市で羊羹を食す〜玉里羊羹」、「バシー海峡の戦没者慰霊祭」、「静寂に包まれる木造駅舎〜香山駅」を書きました。

○あれこれ○

★ 1月25日、静岡県にお呼びいただき、台湾修学旅行の魅力についての講演。その熱心な取り組みに感動を覚える ☆ 高雄市茂林区にルリマダラ(紫斑蝶)を追う。世界広しと言えども集団越冬するのはメキシコと台湾だけ。無心にシャッターを切る ☆ 某社との顧問契約更改。何とかお役に立てているようでよかったと思いつつ、サイン ☆ 台北の萬華を歩いていたら、狭い場所に閉じ込められている哀れなチェブラーシカを発見。思わず本気で救出活動(笑)10回ほどのトライで2人を救えた。UFOキャッチャー初体験の日 ☆ 曹洞宗東京都宗務所の皆さんをご案内し、霊聖堂を訪問。日本軍が設けた火葬場の跡地に彷徨う霊を慰める ☆ 毎年恒例の嘉南薬理大学の講演。今年もテーマは「日本の鉄道旅行」。講演準備もまた楽し ☆ 校了記念に萬華を散策。なかなかいい雰囲気で発見も多い一日だった ☆ 「その場所に行けば必ず知らない美味しいものに出会える」とはある台湾好きの言葉。確かに美味しいもの探しの旅には終わりがない ☆ 甘く煮込んだピーナッツスープ「花生湯」とお汁粉「紅豆湯」を混ぜ、お団子を入れたデザート。萬華で出会った未体験の絶品デザート ☆ 数ある足裏マッサージ店。私と家内が記事掲載の基準にするのは地元常連客の数。そう考えるとオススメ店は意外に多くはない ☆ 観光客で溢れかえる九フン取材。韓国人旅行者の多さに驚く ☆ 3月は部分的に関わったものを含め3冊の新刊が出るということで、何とも忙しくなりそう・・・★

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